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 長崎市の長崎大学で25日、サークルや学生団体が新入生を勧誘する「新歓祭」が開かれた。参加条件は傘を差すこと。新型コロナウイルスの感染防止のため、人と人との距離を取ろうと、学生が考えた対策だ。例年は4月に行っているが、新型コロナの影響で延期されていた。

 対面授業が10月上旬に本格的に再開したのに合わせて実行委員会が企画した。大学側が条件として課したのが「具体的な感染予防策」。何とか実施したい実行委の学生たちが知恵を絞って「傘作戦」を考え、実施にこぎ着けた。

 新入生の約3分の1にあたる450人が事前に参加を申し込んだ。各団体はビニール傘を「小道具」として飾り、秋晴れの運動場はカラフルに染まった。

 運動系サークルを探していたのは、情報データ科学部1年の平坂謙志さん(19)。「オンラインの授業に慣れちゃって、来るのが正直面倒だった」と言いつつも、この日は他学部の先輩から声をかけられ「いろんな人とつながれるのがいい」と笑顔になった。「ようやく大学生気分。心が少し晴れました」(横山輝)