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 第73回秋季四国地区高校野球大会(四国地区高校野球連盟主催)は25日、高知市の県立春野、高知市営の2球場で準々決勝があり、高松商(香川3位)は聖カタリナ(愛媛1位)に1―4で敗れた。

 高松商の3番打者、浅野翔吾君(1年)が序盤から勝負を避けられた。中学時代から強打者として名の知られた存在だったが、前日の高知戦で150キロ台の直球を投じるプロ注目の森木大智投手(2年)から適時打を含む3安打を放ち、さらに警戒された格好だ。

 一回の第1打席は初球から内角を突かれて死球。三回の第2打席では申告敬遠でバットを振れなかった。

 しかし、七回は押し出し死球で同点に追いつき、塁が埋まった状況で打席が回った。「先輩たちがつないでくれた大チャンス。何としても決める」。気合が力みにつながり、内角高めの難しい直球に手を出して詰まった二ゴロ。八回に勝ち越され、チームは敗れた。

 「ただただ、申し訳ない。チャンスでの打撃が課題。冬は今まで以上に必死に練習に励みます」と悔しさいっぱいだった。

重かった5点 バットで結果 高知中央・板谷朋生選手

 高知中央は前日の1回戦で124球完投したエース吉岡稔貴(としき)(2年)に代わって、主将の板谷朋生(ともき)(同)が先発した。一回2死を取ったところで暗転した。3番打者に安打を許すと失策と四球で満塁とされ、走者一掃の二塁打を浴びた。さらに2点適時打で計5失点。ベンチはたまらず、吉岡をマウンドに送った。

 「エラーをカバーしようとしたが、四死球が続いてしまった。投げ急いだ」と板谷。徳島県代表1位の名門・鳴門に立ち上がり奪われた5点が重くのしかかった。高知中央もすぐ裏に2点を返したが、試合の流れは簡単に変わらない。疲れを否定した吉岡も走者を背負って制球が甘くなり、3失点と精彩を欠いた。

 交代し遊撃の守備に就いた板谷はバットで結果を出した。六回に3点目の適時打を放つなど5打数4安打。救援した吉岡に背後から「OK」「先頭、先頭」と積極的に声を掛け、励ました。九回2死からは内野ゴロを軽快にさばいてアウトにし、自分たちの最終回の攻撃につなげた。

 「落ち込まずにキャプテンらしいプレーをみせてくれた」と評価した重兼知之監督。板谷は言葉少なだったが、「勝てる守りとチャンスの一本を詰めて夏の甲子園を目指したい」と前を向いた。=敬称略(清野貴幸)

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