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 米連邦最高裁判事を27年間務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ氏が9月18日に87歳で亡くなった。弁護士、判事として女性の社会進出を後押しし、晩年は若い女性を中心に高い人気を得た。その足跡をたどると、米国の女性が直面してきた壁が浮かび上がる。

 「女性というだけで多くの機会が奪われていた時代に、たくさんの壁を打ち破った。女性が経済的に自立し、職業人として生きる道を切り開いてくれた」。死去を知り、先月23日に首都ワシントンの最高裁を訪れたNGO職員のハンナ・パックマンさん(28)はこう話した。

 1933年生まれのギンズバーグ氏が学業を修め、社会に出たころの米国は男性優位が色濃かった。調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、60年には父親だけが収入を得ている家庭が70%。共働きは25%にとどまっていた。

 ギンズバーグ氏が結婚、出産後の56年にハーバード大法科大学院に進んだ際、1学年500人の院生のうち女性は9人で、院長が「男性が座るべき座を占める理由を述べよ」と求めたと言われる。夫の就職でニューヨークのコロンビア大に転じてトップの成績で卒業したが、女性という理由で弁護士事務所に雇ってもらえなかった。

 当初はこうした環境を甘受して…

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