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 ペンス米副大統領のスタッフ5人が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。複数の米メディアが25日伝えた。ペンス氏自身は陰性が確認されたとして、各地の選挙集会での演説を継続する。ペンス氏はコロナ対応を取り仕切る「新型コロナウイルス・タスクフォース」のトップを務めており、ホワイトハウスの危機管理のあり方に批判が高まりそうだ。

 ペンス氏のスタッフの感染をめぐっては、副大統領報道官が24日、ショート副大統領首席補佐官に検査で陽性反応が出たと発表。ペンス氏夫婦は陰性だったという。ペンス氏はショート氏の濃厚接触者だが、米疾病対策センター(CDC)のガイドラインが定める「必要不可欠な要員」と判断し、隔離措置は取らずに今後も予定通り選挙運動を続けるとした。

 25日になって複数の米メディアは、関係者の話として、ペンス氏のスタッフのうち、ショート氏の他さらに少なくとも4人が感染していると伝えた。感染者が増える可能性もあるという。

 ペンス氏は25日、副大統領専用機に搭乗し、ノースカロライナ州を訪問し選挙集会で演説。26日はミネソタ州を訪問する予定だ。

 米国内では再び感染者が急増中で、23日には過去最多の約8万4千人の感染が新たに確認された。マーク・メドウズ大統領首席補佐官は25日、米CNNのインタビューで「我々は新型コロナウイルスを制御するつもりはない」と述べ、ワクチンや治療法の開発に取り組む考えを示した。その上で「新型コロナはインフルエンザと同じように伝染性のウイルスだ」と答えた。

 ホワイトハウスでの感染者をめぐっては、トランプ氏の感染が1日に確認された後、スタッフら30人以上の感染が確認。再びホワイトハウス内で感染が拡大していることで、選挙戦に影響を与える恐れがある。(ワシントン=園田耕司)