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 愛知県岡崎市で10月30日から開かれるアーチェリーの全日本選手権に山本博選手が出場する。41歳で出場した2004年アテネ五輪で男子個人銀メダルを獲得した「中年の星」は、全日本期間中の31日に58歳となる。国際舞台から離れ、東京五輪代表を逃し、故障とも闘いながら、今も現役選手を続ける。

 今年7月、肩から腕にかけて激痛が走った。鎖骨と第一肋骨(ろっこつ)が神経と血管を圧迫する胸郭出口症候群という診断。8月下旬に左右の第一肋骨を切除した。50代に入ってから悩まされていた指のしびれも消えた。退院から1週間で練習再開。「ベストの状態ではないけど、大会には臨めるかな」という全日本は「最低でも(上位32選手による)決勝ラウンドに進みたい」と控えめな目標だ。

 全日本では過去に8度の優勝を飾った。出場資格を得ようと必死な選手を見て「ここまでになったら自分はアーチェリーをやらない」と思っていた時もある。だが今、「自分のかっこ悪さと向き合わないわけにもいかない」と言う。

 「こういう状態はそりゃあもう嫌。耐えられない人は引退でしょう。耐えられるのはマイナー競技でちやほやされてきたわけじゃないから」。アーチェリーの的は10点満点で、矢6本を12回打って720点満点。術後の練習でも「これが続けば戦えるというショットがある半面、ひどいのもある。今はひどい方が多い。一日も早くこの状態を抜け出したい。その時はなんとも言えない満足感が来るんじゃないか」と思い描く。

 世界選手権は09年を最後に遠…

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