近藤郷平
工場稼働率が低い、遊休機器がある――。そんな工場の悩みを、シェアリング(共有)で解決しようとしているベンチャー企業がある。車や自転車、高級バッグなどでシェアビジネスは社会に広がりつつあるが、製造業では「国内初のサービス」という。どんなビジネスなのか。エンジン点火プラグ最大手、日本特殊陶業の社内ベンチャー、「シェアリングファクトリー」の長谷川祐貴社長(45)に尋ねた。
――製造業での「シェアリング」とは、どのような仕組みですか。
「ネットを通じて、設備や機器の貸し借りを仲介します。工場では稼働していなかったり、使っていなかったりする設備や機器があります。その一方で、一時的に使いたいというニーズがあります。貸す方も借りる方も互いにメリットがあり、さらに、今までつながることがなかった人同士の交流が生まれる可能性があります」
――中古設備の売買仲介もしています。
「製造業版のメルカリです。使っていない設備や機器を、企業間で売買できます。不要なものを売却でき、買う側にとっては比較的安く設備をそろえられます」
「シェアリングでも売買でも、…
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