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 国内外に送り出したプロ選手は約120人。それでも、高校生が推薦入試を受ける前には、こう声をかける。「うちはプロ養成所じゃないよ」。大学サッカー屈指の強豪・流通経済大を率いる中野雄二監督(58)の指導方針だ。

 ざっくばらんに聞いてみた。学生のこと、保護者のこと、スポーツ推薦の在り方――。

 茨城県龍ケ崎市に3面の専用グラウンドを持ち、約10人のコーチが指導にあたる流通経大サッカー部。1学年に部員約50人が在籍する。大半は事前にサッカーのセレクションを受け、それに合格した高校生が推薦入試を経て入学する。それとは別に、学費免除の特別枠もあるという。

 中野監督は話す。

 「サッカー部の学費全額免除の枠は何人、と決められている。それを半額免除にすれば、2倍の数の部員に適用できる。その組み合わせは部に任せられている」

 同部が高校生を勧誘する際は、まず高校やクラブの指導者の了解を得てから本人や家族と接触し、条件を提示する。複数の大学が競合する選手の場合、「学力のランキングで評価が高くない大学は、学費免除などの条件がないと話にならない。筑波や明治、早稲田といった伝統校には、親御さんはお金を払ってでも行かせたがるが……」。

 高校側からも、より学力の高い大学に進学させることを進学実績として重視する傾向を感じるという。

 「早稲田と流経の両方から声が…

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