[PR]

 学校の黒板にチョークを使って絵を描く「日学・黒板アート甲子園」で、会津若松市の会津学鳳高校の美術部が制作した作品「摑(つか)め!!」が2位に相当する優秀賞に選ばれた。昨年の最優秀賞に続く、2年連続の快挙に、部員の喜びはひとしおだ。

 作品は、コイやボタンの花が彩られた金びょうぶを前に、ネコが何かをつかもうと左前脚を伸ばす構図。ネコは市内のネコカフェのネコがモデルという。

 部長の2年小椋千聖(ちさと)さん(16)によると、意識したのはコロナ禍に負けないよう、「元気」「目線を上に」だ。部員5人と8、9月の23日間、計52時間をかけて描き上げた。

 描く題材は化石だったり、絵から飛び出すようなトラだったり、二転三転したが、身近さや癒やしが得られることで、ネコに決めた。実際、ネコを観察しようと6人は顧問の丸山弘樹先生(53)とネコカフェへも出かけた。

 エアコンのない部屋での制作で、小椋さんは「暑くて心が折れそうになった。昨年の最優秀賞に負けない作品をとプレッシャーもあった」と話す。丸山先生は「作品に命を宿らせることができた。私も満足しています」とたたえた。

 大会は今回が6回目で、メインの高校部門には全国45校から101点の応募があった。(上田真仁)

関連ニュース