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 12月末で営業を終了する「かごっまふるさと屋台村」(鹿児島市中央町)の入り口にカウントダウンボードがお目見えした。「いい尽くせない『ありがとう』もあと○日」とのメッセージが添えられ、「閉村」までの日数が毎日更新される。

 屋台村は2012年4月、鹿児島中央駅近くにオープン。出店者は独立や店舗拡大をめざす県内の若手起業家ら。NPO法人「鹿児島グルメ都市企画」が運営し、郷土料理や焼酎などを提供する26店が営業してきた。路地裏の屋台をイメージした造りが人気を集め、観光客や仕事帰りの会社員らに親しまれてきた。当初から9年程度の想定で開業しており、「開村」から8年9カ月後の12月31日に最終営業日を迎える。

 NPOの吉田英雄・副理事長は「多くの方々に支えられ、ここまできた。残り2カ月ですが、気持ちを新たに心を込めたおもてなしをしたい」と話している。

 今年はコロナ禍で臨時休業を余儀なくされ、集客が期待された鹿児島国体も3年後に延期されるなど苦難が続いたが、若手起業家の育成など当初の目標は果たせたという。ここで経験を積んだ出店者の多くは新たな場所で店を構える予定。(三沢敦)