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 中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が26日、北京で始まった。第14次5カ年計画(2021~25年)と、35年までの各分野の長期目標を審議する見通し。習近平(シーチンピン)国家主席が世界に公約した、温室効果ガスの「実質的排出量ゼロ」に向けた具体策などが示されそうだ。習氏が長期政権に向け足場を固めるかも焦点になる。

 新型コロナウイルスや米国との対立という難局のなかで策定される5カ年計画は、急成長を続けてきた中国の新たな発展段階への道筋を示すものになる。外需への依存を薄めて国内経済を成長させる「双循環」を掲げ、ハイテク産業の振興や国内市場の拡大方針を決めるとみられる。

 習氏は9月の国連総会で、60年までに温室効果ガスの実質的な排出量をゼロにすると公約した。しかし、具体策は明らかにしておらず、最大の排出国がどのような青写真を示すかに世界の注目が集まる。

 35年までに国が目指す各政策分野の長期目標も議論する。習指導部は建国100周年の49年に「社会主義現代化強国」を実現するとし、35年を中間目標の達成年と位置づける。それに向けた長期プランを練るのは、習氏が22年の党大会以降も政権を担う意思の表れとの見方がある。

 10年前の5中全会では、当時、国家副主席だった習氏が、軍を統べる中央軍事委員会の副主席に選ばれ、次の最高指導者の地位を確定させた。習氏の後継を占う人事があるかも注目される。会議は29日まで。終了後に成果をまとめたコミュニケが発表される見通しだ。(北京=西山明宏)

【5中全会のポイント】

・来年からの経済計画「第14次5カ年計画」を議論

・2035年までの各分野の長期目標を策定

・温室効果ガス「ゼロ」実現への道筋を協議

・共産党主要幹部人事の可能性?