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 北九州市八幡西区の市立則松小学校で26日、4年生約60人が星や月について学んだ。市立児童文化科学館での天文学習の機会が新型コロナウイルスの影響で失われたため、理科系教員らでつくる市内の団体が出前授業を行った。

 市立小学校の4年生は例年、学校ごとに市立児童文化科学館を訪れてプラネタリウムを見るなどして学んでいる。だが、今年は新型コロナの感染拡大で、同館が6月まで休館に。則松小の児童が訪問する時期とも重なった。

 そんななか、学校でプラネタリウムを体験できる機会を提供したいと、科学教育普及のために理科系教員らが集まる「科学舎アカデミー」が実際にプラネタリウムで使われるデータから天文学習用のDVDを製作し、全校に配布。希望する学校にはプラネタリウムの元解説員らが出向き、授業をしている。

 この日の則松小学校の出前授業では、ステージ上に映し出したプラネタリウムの映像を見ながら、元解説員の説明やクイズなどで子どもたちは学んだ。

 6月のプラネタリウムを楽しみにしていたという松本夏妃さん(10)は「コロナで行けず悲しかった。でも今日見られて、北極星のことや、星によって明るさが違うことなどを知れて楽しかった」と話した。

 科学舎アカデミー代表理事で、九州工業大学の鹿毛浩之名誉教授は「興味を持ち、自分で調べたり、プラネタリウムに行ってみたりするきっかけになってくれたらうれしい」と話した。(城真弓)

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