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 北関東で6月から相次いだ家畜や果物の大量窃盗事件が26日、動いた。群馬県太田市西部の田園地帯にある貸家2棟を事件の関係先とみて、同県警の捜査員や東京出入国在留管理局の職員ら約180人が出入国管理法違反などの容疑で家宅捜索した。県警はSNSの画像解析や貸家に出入りする男女の行動から、同法違反容疑で逮捕した13人の一部が窃盗事件に関与したとみている。

 26日朝、太田市新田上中町に建つ平屋建ての建物に捜査員らが入った。県警は室内にいた19人のうち、自称カラオケ店経営(39)と元技能実習生(35)の男2人を含む20~39歳のベトナム人の男女13人を出入国管理法違反(11人が不法残留、2人が旅券不携帯)の疑いで逮捕した。11人は容疑を認め、2人が否認しているという。13人のうち10人が技能実習生として2016年以降に来日していた。

 県警によると、SNSの画像などから不審な車が出入りする貸家2棟を発見し、8月中旬から監視を続けた。肉類や果物を太田市内の運送会社の配送センターから送る際の伝票に、自称カラオケ店経営と元技能実習生の男2人の名前があった。県警はSNS上で牛刀らしき刃物をもつ画像などから自称カラオケ店経営の男を、9月16日に伊勢崎市内の当て逃げとみられる物損事故で車内に残したパスポートなどから元技能実習生の男を、それぞれ特定したという。

 県警は、肉や果物と書かれた複数の伝票を入手し、家宅捜索では羽が取り除かれて冷凍された鶏約30羽と、モデルガン2丁、金属バット1個、模造刀4本を発見したという。容疑者らがSNSなどを通じて県内外のベトナム人に盗品を転売していたとみている。

 県警の調べで、県内では26日までに豚719頭(推定被害額2600万円)、牛1頭、鶏144羽の家畜類と、梨約5700個を含むスイカやブドウなどの果物計約9千個が被害に遭ったという。(張春穎)

■群馬県内の家畜・果物盗難の主な被害 

 ▽豚719頭(2600…

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