関西遺産 大正の面影残す芸能発信地「百年長屋」
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まだまだ勝手に関西遺産

 コロナ禍で芸能の舞台取材がほぼできなかったころ、浪曲を無観客配信する会場になると聞いて気になった。その名は「百年長屋」(大阪市東成区)。JR森ノ宮駅から歩いて6分ほど。スマホで地図を見ながら細い路地に入ると、古民家風の建物が現れた。

 2階建ての内部は、懐かしさを感じさせる。1階には土間が広がり、6畳の畳敷きのスペースも。柱にはレトロな振り子時計が掲げられている。2階のむきだしの土壁が長い歴史を物語る。元々は大正3(1914)年ごろに建った7軒長屋の一部で、土壁や柱の一部などに当時のものが残っているという。

拡大する写真・図版「百年長屋」の舞台に上がる浪曲師の真山隼人さん(奥左)と曲師の沢村さくらさん(同右)。椅子の並ぶ土間は8年前の改装で新たに作られた=大阪市東成区、滝沢美穂子撮影

〈メモ〉百年長屋
大阪市東成区中道3の2の28。問い合わせは電話(080・2535・6937)。

100歳が明かす秘話

 「兵隊から帰ったら、辺りにたくさんあったほかの長屋はなくなっていました。爆弾が落ちたんでしょう。大きな穴が開いて水がたまっているところもあった。でもここは残っていたんです」。ここで生まれ育ち、今年100歳を迎えた中西良隆さんが第2次世界大戦の空襲をくぐり抜けた秘話を教えてくれた。

 戦後に良隆さんは結婚して市外…

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