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 武田良太総務相は27日の閣議後会見で、来夏に延期となった東京五輪の聖火を、11月7日から来年3月16日にかけて、全国14道府県73市町村で展示すると発表した。地方創生の一環で、五輪への機運を高める狙いがある。

 展示されるのは聖火をともしたランタンで、石川県からスタート。三重、愛媛、大分、広島、北海道、大阪、奈良、岐阜、福岡、新潟、高知、山口、岩手の各道府県内の複数の市町村で、それぞれ数日程度展示される。展示にかかる経費は、政府が2分の1を特別交付税で負担するという。

 総務省が今春、東京五輪の大会組織委員会に対し、地方創生の観点から聖火の活用を要請。全国の自治体から展示の希望を募っていた。聖火リレーの通らない地域や、ゆかりのある五輪選手が参加するイベントがあるかなどを考慮して選んだ。武田氏は会見で「地域の元気を取り戻し、聖火リレーが通らない地域も含め五輪の盛り上がりにつながる」と語った。

 東京五輪の聖火は、3月に大会延期が決まる前に日本に到着。4月に聖火リレー出発地の福島県で一時展示された後は組織委が保管し、現在は日本オリンピックミュージアム(東京都新宿区)で11月1日まで展示中だ。