【動画】20年前に発売されたシャープ「J-SH04」=森田岳穂撮影
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 今では当たり前になったスマートフォンのカメラ機能。その先駆けとなったカメラ付き携帯電話「J―SH04」をシャープが開発してから、11月で20年になる。誰もが高性能なカメラを持ち歩く時代を切り開き、世界の文化や社会を大きく変えた。これがなければ、インスタグラムやスマートフォン決済は生まれなかったかも――。

 ピロリロリーン♪♪

 ガラケー世代には懐かしいシャッター音が鳴ってしばらくすると、J―SH04の小さな液晶画面に「自撮り」の画像が表示された。

 「えっ、なにこれ。全然盛れていないですね」

 今春シャープに入社した福永萌々香さん(22)は、写りの「粗さ」に目を丸くした。広島県東広島市にあるスマートフォン部門で働いているが、実機に触れるのは初めて。画素数は最新機種の100分の1以下で、画面も256色しか出せない。写真というより「ドット絵」のようだ。

 J―SH04は2000年11月1日にJ―フォン(現ソフトバンク)から発売された。レンズは背面(裏)に一つ。デジタルカメラを参考に、画面をファインダーがわりに風景や物を撮れるようにした。レンズの横に鏡をつけて自撮りにも対応。写真をメールで送れる機能(写メ)も画期的だった。

 当時はカラー画面の機種が普及し始めたばかり。三菱電機や富士通といったライバルがひしめくなか、後発のシャープが独自色を出そうと目をつけたのが写真だった。開発を担当した井之村憲一さん(53)は「(当時は)文字情報が中心で、カラー画面を生かせるコンテンツがなかった」と話す。

発売直前に騒動、マナーモードでもシャッター音機能

 同じく写真に注目していたのが…

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