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 うるま市石川山城のアンサ沖縄リゾート東側に近接する「ミニボア太陽牧場」で、小型のヤギ数十頭が「メェーメェー」と鳴き、場内を跳ね回っている。ペット用に品種改良されたミニボアヤギは子ヤギが体重約1キロ、成長しても約20キロ前後で、琉球犬と同じぐらいの大きさ。猫や犬と見間違える人も多く、観光客らの人気を集めている。

 ホテルの敷地1500平方メートルを借りて牧場を営む市山城の仲西萌男(たみお)さんは大のヤギ好き。日頃から手軽にペットとして飼育できる「癒やしのヤギ」の繁殖を計画していた。

 5年前、山城の山中にある自分のヤギ小屋で体重20~30キロに成長する鹿児島県トカラ列島原産の小型ヤギと、耳が垂れ下がり体重90~130キロに成長するアフリカ原産のボアを掛け合わせた。

 体格差があり交尾方法もトカラヤギを箱に乗せるなど高さの調節の工夫を重ね、親ヤギより小さい繁殖に成功。さらに生まれたもの同士を掛け合わせ、小型化を進めた。

 そして今月5日に生まれたヤギは体重600グラムの手のひらサイズ。待望のミニヤギ誕生に「やった! 成功した」とガッツポーズしたという。大小にばらつきはあるものの5年間で28頭を生産し、県にブランド登録した。

 ヤギたちは仲西さんが風船ベルを「ブッー」と吹くと一目散に仲西さんめがけて集まる。「メェー」と鳴き、顔や首の周囲をなめたり膝の上に乗ったりして甘える。「猫や犬みたいでしょう。とてもかわいいですよ」と相好を崩す。「ヤギですが牛の乳を哺乳瓶に入れ、育てています」と大笑いする。

 訪れる観光客も多い。撮影会のためホテルを訪れたうるま市写真サークル「写楽」のメンバーは「猫や犬が跳ねていると思った。鳴き声でヤギと知り、超ビックリした」と盛んにカメラに収めていた。

 写楽代表の仲本昌雄さんは「穏やかな目とかわいい鳴き声に心が癒やされる。牧場からの恩納岳と金武湾の眺望も絶景」と話し、宇地原文子さんは「小ささにびっくり。アルプスの少女ハイジの場面が目の前に浮かぶ」とシャッターを切っていた。

 見学は自由だが、餌代100円が必要。ヤギの購入については相談に応じる。

 問い合わせは仲西さん、電話090(3323)2882。(沖縄タイムス)

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