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 高校野球の秋季関東地区大会準々決勝が27日、千葉・ZOZOマリンスタジアムなどであり、日本ハムなどで投手として活躍した島田直也監督率いる常総学院(茨城2位)が9―1で木更津総合(千葉1位)を破り、来春の選抜大会出場を濃厚にした。

 島田監督は常総学院OB。1987年夏の甲子園でエースとして準優勝し、プロでは日本ハムや横浜などでプレーした。今年7月から指揮を執る。「選手たちより勝ちたかったのは僕かもしれない。監督が変わって弱くなったと言われたくなかった」としみじみと話した。

拡大する写真・図版第69回全国高校野球選手権大会決勝 PL学園―常総学院 力投する常総学院の島田=1987年8月

 就任から約3カ月しかたっていなくても、「島田イズム」は浸透していた。エース右腕の秋本璃空(りく)が8回無失点と好投し、打線はコンパクトなスイングで中盤から一気にたたみかけ、17安打で9点を挙げた。

 「僕は投手だったので、一発を打たれるよりも単打でつながる打線の方が嫌だった。選手たちはそれを徹底してくれた」。千葉の王者を最後まで寄せ付けなかった。

 島田監督は「元プロ野球選手の指導者だから、周りからは勝てるだろうと思われているのかもしれない」と重圧も明かしつつ、「高校生の成長する姿を見るのがうれしい。大変だけど、やりがいがある」と力を込める。

 チームは2016年夏を最後に甲子園から遠ざかっている。かつての甲子園のヒーローが再建を託された「新人監督」として、聖地に戻ってくる。(山口裕起)

拡大する写真・図版常総学院の島田直也監督(右)と帝京長岡の芝草宇宙監督。同学年で1987年の甲子園で活躍した=茨城県土浦市

拡大する写真・図版秋季関東大会で4強に進出し、インタビューに応じる常総学院の島田監督=ZOZOマリンスタジアム