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 来春卒業予定の大学・大学院生が就職活動に使った費用は平均9万7535円で、前年(13万6867円)より3割弱減ったことが、就職情報会社ディスコの調査でわかった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、会社説明会や採用面接をオンラインで行う動きが広がり、交通費や宿泊費が抑えられたとみられる。10万円を下回るのは、就活費用の調査を2009年に始めて以来、初めてという。

 調査は10月1~6日にネットで行った。内訳を見ると、交通費は3万6128円で、前年(6万2407円)の6割弱に減少。宿泊費も7804円で、前年の1万1663円から大きく減った。

 地域別で平均額が最も高かったのは中国・四国で、15万4286円。北海道、九州・沖縄、中部も10万円を超えた。地方はもともと交通費が多くなる傾向があるほか、感染者数が比較的少ないところでは、会社などに出向く機会が一定程度あったとみられるという。最も低かったのは関東で、7万8356円だった。(田中美保)