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 京都市伏見区の酒造会社「キンシ正宗」がかつて酒の販売所に使っていた築約100年の京町家が11月1日、ホテルのロビーや宿泊者限定のラウンジに生まれ変わる。東急不動産(東京)が、中京区堺町通姉小路下ルの京町家を改装するなどして、ホテル「nol kyoto sanjo(ノル・キョウト・サンジョウ)」を開業する。

 「nol」は「naturally(自然体で)」、「ordinarily(普段通り)」、「locally(その土地の日常に触れる)」の頭文字をとった。宿泊客は午後5~10時、ラウンジでキンシ正宗の酒を無料で味わえる。5階建ての別棟に48の客室(26~50平方メートル)を設け、中、長期滞在の観光客らのため、すべての部屋に電子レンジや洗濯乾燥機を備えた。

 朝食には「京菜味のむら」(中京区)の仕出し弁当か、南座近くで歌舞伎役者や芸舞妓(げいまいこ)らに人気の喫茶「ナカタニ」(東山区)のサンドイッチを用意した。

 標準の宿泊料金は2人で税抜き2万6千円から。広報担当者は「伝統ある町家の情緒や三条かいわいの街の雰囲気を味わってほしい」と話している。(佐藤秀男)