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 柏崎市を拠点に活動する水球チーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)」が創立10周年記念誌を発行した。クラブ運営の中核を担い続けた青柳勧総監督(40)は「チームの強化と地域の理解で好循環が生まれた10年だった」と振り返り、次の10年を「競技と仕事の両立を図り、地域に根ざすという当初の構想を形にする期間だ」と語った。

 記念誌は15ページ。2016年のリオ五輪出場メンバーらによる回顧談や、創設期を支えた先輩から現役選手に向けたエールなどが収められている。

 クラブ創設の原動力となったのは、海外での競技歴をもつ青柳さんの「競技と仕事が両立できる環境づくり」への思いだった。ブルボンの協賛を得て10年7月にクラブを結成。雇用面での経済界からの支援や、「水球のまち柏崎」を掲げる行政の後押しもあり、現在は小学生から社会人まで200人近い選手が所属する国内最大級の水球クラブに成長した。日本選手権でも2度優勝している。

 青柳さんは記念誌に掲載されたインタビューで「次の10年が当初の構想である真の形をつくる10年だと思っています」と語っている。改めて尋ねると、青柳さんは「東京五輪後」への懸念を口にした。

 「東京五輪の開催決定でスポンサー企業が増え、代表選手は練習に専念できるようになった。しかし、コロナ禍で経済が厳しさを増す中、五輪後も今の状況が続くとは思えない」

 その中で、競技と仕事の両立を図り、地域のまちづくりへの貢献を目指すブルボンKZを「マイナースポーツが生き残るための先行事例としたい」と話す。「施設が充実している大都市でなくても、ここまでやれる。次の10年はもっと成果を上げられると思う」

 創立10周年記念誌の入手方法などの問い合わせは、ブルボンKZ(0257・41・6440)まで。(戸松康雄)

 柏崎市は、同市を拠点とする水球チーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)」の男女両チームが出場する第96回日本選手権水泳競技大会(水球競技)の決勝と3位決定戦が予定されている31日、同市産業文化会館の文化ホールで、パブリックビューイングを行う。

 大会は29日から3日間、東京辰巳国際水泳場(東京都江東区)で行われ、男女各8チームがトーナメントで争う。感染対策のため無観客で行われる。昨年の大会でブルボンKZは男子が準優勝、女子は4位だった。

 定員は350人。入場無料。29日までに「水球のまち柏崎」のホームページから申し込む。

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