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 ポーランドの憲法裁判所が人工妊娠中絶の要件を厳しくする判決を出し、首都ワルシャワなど各地で市民が連日、抗議活動を繰り広げる事態になっている。同国はキリスト教カトリックの影響が強いが、「女性の権利や自由を奪う」などといった反発が広がり、批判の矛先は保守的な政権与党にも向かっている。

 同国では胎児の先天性異常を理由とした中絶が認められてきたが、憲法裁は22日、この法律について「違憲」と判断。保守政党の与党「法と正義」(PiS)の議員が昨年、違憲だとして提訴していた。

 もともとポーランドは欧州でも中絶の条件が厳しく、認められる場合の大半が胎児の障害を理由にしたものとされる。この判決を受け、母体の健康が脅かされる場合やレイプなどで妊娠した場合を除き、中絶は認められなくなった。

 ワルシャワでは22日、判決への抗議デモが発生。憲法裁のほか、PiS本部やカチンスキ党首の自宅にまでデモ隊が押し寄せた。警察当局は、新型コロナウイルスの感染防止のため多数で集まることを禁じた措置に違反したなどとして、参加者を拘束したが、抗議活動は若者を中心に全国に波及。グダニスクやクラクフ、ウッチなど全国の主要都市で連日、デモが続き、今後も予定されている。

 PiSと密接な関係を築き、中…

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