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 新型コロナウイルスに感染したとしても、抗体は長続きしない可能性があるという研究結果を、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが27日、発表した。

 英国の約36万5千人を対象にした調査では、参加者の指先の血液を採って抗体を調べ、6月と9月の結果を比べた。抗体が確認された人の割合は6・0%から4・4%へ、3カ月で4分の1減少した。すべての年齢層で減少傾向が確認され、75歳以上の減少幅が最も大きかったという。

 研究結果は今後、検証を受ける予定。研究を率いるポール・エリオット教授は「抗体検査で陽性になっても、新型コロナに免疫があることを意味しない。抗体がどの程度の免疫を提供するのか、免疫はどのくらい続くのかは不明であり、抗体検査で陽性になった人も社会的距離の確保やマスクの着用など、国のガイドラインに従う必要がある」としている。(ロンドン=下司佳代子)