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 東京・歌舞伎町で乱闘をしたとして、警視庁は28日、指定暴力団住吉会系組員の男4人と、風俗店などの仕事を女性に勧めるスカウトグループの男3人を暴力行為等処罰法違反や傷害の容疑で逮捕し、発表した。いずれも否認や黙秘をしているという。

 組織犯罪対策4課によると、暴力団側で逮捕されたのは住吉会傘下組織の幹部組員吉川八代隆(やよたか)容疑者(49)=新宿区大久保2丁目=ら4人。スカウト側は西田寛昭容疑者(35)=住所不詳=と2人の実弟。

 逮捕容疑は6月4日午後10時すぎ、東京都新宿区歌舞伎町2丁目の路上で、組員側とスカウト側が互いに投げ飛ばすなどの暴行を加えたというもの。組員については別のスカウトの男性(29)にけがを負わせた疑いもある。両者はスカウトの引き抜きを巡り、トラブルになっていたという。

 事件を巡っては、暴力団組員とみられる男らが数日間、歌舞伎町の路上でスカウトを捜し回った。多くの目撃者がSNSに「スカウト狩り」などと書き込んだことで、騒ぎになった。

 現場周辺には多くの飲食店や風俗店が立ち並んでおり、事件当時も一般の人が行き交っていたという。東京五輪・パラリンピックを控え、都内では歌舞伎町を含む繁華街で安全対策が進められてきた。警視庁は事態を重くみており、全容解明と関係者の摘発を進める。