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 加藤勝信官房長官は28日午前の記者会見で、自民党の世耕弘成参院幹事長が原発新設の必要性を訴えた点について問われ、「発言は承知しているが、政府としては現時点において原発の新増設、リプレース(建て替え)は想定をしていない」と述べた。

 加藤氏は、菅義偉首相が26日の所信表明演説で宣言した温室効果ガスを2050年までに実質ゼロにする目標の達成には、「温室効果ガスの8割以上を占めるエネルギー分野の取り組みが特に重要」と指摘。再生可能エネルギーの普及拡大などに加え、「安全性の確認された原子力を含めて使えるものは最大限活用していく」とした。

 ただ、経済産業省の審議会で今月からエネルギー基本計画の見直しの議論が始まっている点に触れ、「脱炭素社会の実現に向けて原子力のあり方も含め、あるべきエネルギー産業構造について総合的な検討が進められていくものと承知している」と語った。

 世耕氏は経済産業相の経験者で、27日の会見では「もっと新しい技術を採り入れた原発の新設といったことも検討を進めていくことが重要ではないか」と語っている。