[PR]

 ヤマダホールディングス(HD)傘下で経営再建中の大塚家具は28日、大塚久美子社長が12月1日付で退任すると発表した。後任の社長は、ヤマダHD社長で大塚家具会長の三嶋恒夫氏が兼務する。久美子氏自身から過去の業績について責任を明確にしたいとして、社長職と取締役辞任の申し出があったという。

 大塚家具は28日、未定としていた2021年4月期決算の業績予想を公表。純損益は28億円の赤字(16カ月の変則決算だった前期は77億円の赤字)になる見込みとした。同社は「今期は通期赤字を見込むものの、前期に比べて大幅な改善がみられ、来期の黒字化に向けて道筋がつきつつある」としている。その節目で久美子氏が退任する形だ。

 大塚家具をめぐっては、15年3月の株主総会で、久美子氏と、父親で会長だった大塚勝久氏が委任状争奪戦を繰り広げた。久美子氏が勝利したが、その後業績は低迷し、昨年末にヤマダの子会社になった。当時は「21年4月期の黒字化をめざす」としていたが、コロナ禍で業績の回復が遅れていた。