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 菅義偉首相が就任して初の国会で、28日午後、衆院代表質問の論戦が始まった。自民党の杉田水脈衆院議員が性暴力に関して「女性はいくらでもウソをつける」と発言したことについて、3人目の質問者として登壇した立憲民主党の泉健太政調会長は「根本的な認識として、とんでもない発言だったからこそ、多くの抗議の声が上がった」と指摘。「強い衝撃と脱力感、徒労感、無力感に襲われる言葉となった」と訴え、菅首相(自民党総裁)に「このことは理解していますか」とただした。

 泉氏はさらに、杉田氏の謝罪や議員辞職を求める13万超の署名が集まったが、自民党側が受け取りを拒否したことにも触れ、「自民党総裁として党に署名を受け取り、対応を講じるよう指示すべきではないか」と首相に迫った。

 これに対し、首相は「国会議員の出処進退は自ら判断するものであると考えており、党の判断を尊重する」と答弁し、「政治家はその発言に責任を持ち、有権者から信頼を得られるよう自ら襟を正すべきだ」などと述べるにとどめ、党総裁として対応をとる考えは示さなかった。