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 関西テレビのバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」で、タレントのデヴィ夫人が「不妊の9割9分は堕胎」と発言したことが分かった。番組は「事実と異なる発言があった」と謝罪した。

 発言があったのは、24日の生放送中。「えらいこっちゃニュース!」の前半で、菅政権の不妊治療施策が話題にあがると、突然「それよりも前に日本の女性には搔爬(そうは)をさせないことが一番いい」と話し始めた。周囲が戸惑いの表情を見せると「搔爬のこと何て言う?」と尋ねた。共演者が「堕胎?」と返すと「堕胎。あれを絶対に禁じりゃいい。皆さんね、知らないけれど、不妊になるのはあの堕胎が原因です。搔爬といって子宮の中をかくわけですよ。だから先生によっては、もう傷をつけちゃう、子宮内に。そうすると絶対に着床しない。私は絶対正しいです」と言い切った。

「女性は隠している」

 共演者らが「堕胎をしていなくても不妊になっている方はたくさんいらっしゃいます」と話したが、「前に付き合っていた男の人とそういうことにあって、堕胎しましたということを言えないじゃないですか、女性は。隠してますよ。全員が」と反論。「ほとんどの原因、9割9分は堕胎です」と続けた。

 その後、デヴィ夫人は番組の途中で「私が先ほど申し上げた数字に誤りがあったようなのでこちらで謝らせていただきます」と謝罪。進行役の竹上萌奈アナウンサーも「先ほど、不妊治療の保険適用拡大の話題について、事実と異なる発言がございました。不快な思いをさせた方々におわび申し上げます」と謝罪した。

 放送後、ネットなどではデヴィ夫人の発言への批判が相次いだ。デヴィ夫人は28日、ブログで「私の発言によって、不妊治療に当たっている方々、中絶せざるをえなかった方々等を心ならずも傷つけてしまったり、不快な思いをさせてしまったことは残念であり大変申し訳なく思っております」「言葉と表現が足りず、一方的な発言が先行した結果こうした事態を招いたこととなり、深く反省しております」とつづった。

 厚生労働省は、不妊の原因についてホームページで「女性だけにあるわけではない。検査をしても原因がわからないこともある」としている。(土井恵里奈)