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 ソニーは28日、2021年3月期の業績予想を上方修正すると発表した。グループ会社が制作するアニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」が貢献するほか、コロナ禍の「巣ごもり需要」によってゲーム事業も伸びるという。純利益は前年比37・4%増の8千億円とした。8月時点では前年比マイナスと見込んでいたが、一転して増益の予想となった。売上高は同2・9%増の8兆5千億円。

 「鬼滅の刃」はストリーミング配信や映画での収入を見込む。アニメを含む音楽事業の営業利益は、8月時点から220億円の上方修正で1520億円を見込む。ゲーム事業はソフト販売が好調に推移しており、営業利益は600億円増の3千億円と予想する。

 一方、カメラの画像処理向け半導体であるイメージセンサー事業の業績は落ち込むとした。大口の取引先とされる中国通信大手・華為技術(ファーウェイ)に対して米トランプ政権が半導体輸出規制を強化したことを受け、イメージセンサー事業の営業利益は8月時点から490億円減の810億円と見込む。(鈴木康朗)