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 柔道の創始者で、アジア初の国際オリンピック委員会(IOC)委員だった嘉納治五郎の生誕祭が28日、東京都文京区の講道館で始まった。生誕160年の今年は、嘉納が1940年の「幻の東京五輪」招致に成功する直前に書いた直筆の手紙が初公開されている。

 手紙は、「前畑ガンバレ!」のラジオ中継で知られる水泳の前畑秀子が、日本女子で初の金メダルを獲得した36年8月のベルリン五輪の直前に書いたものだ。ドイツに到着する直前の7月23日、嘉納は乗船中の船から講道館の門弟たちに出した。

 ベルリンで同月31日にあったIOC総会で、東京はヘルシンキを破り、第12回夏季五輪招致に成功する。だが、その1週間前、気持ちが高ぶってもおかしくない時期にもかかわらず、書かれた内容は、そこまでの旅の様子がほとんど。同じ船に米国のIOC委員も乗り合わせて写真を撮っているが、誘致に関わる記述は「明朝独国(どいつ)ブレメン港に着する筈(はず)。(中略)伯林(べるりん)着後は又(また)急に忙敷(いそがしく)なることと今より覚悟いたし候(そうろう)」とあるのみだった。

 当時の日本は、この年の2月に…

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