「わかさぎ週間」企画、潟上の14店で新物販売

佐藤仁彦
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 八郎湖で水揚げされたワカサギの旬の味を多くの人に知ってもらおうと、秋田県潟上市の佃煮(つくだに)製造3社の若手経営者グループ「smelt(スメルト)」が、「わかさぎ週間」と銘打ったキャンペーンを企画した。29日~11月3日の6日間、賛同した市内の飲食・小売14店が新物を使った商品を提供する。

 仕掛け人は、3社統一ブランドの商品開発も手がける佐藤食品の佐藤賢一社長(36)、菅英佃煮本舗の菅原英信社長(43)、千田佐市商店の千田浩太取締役(28)の3人。スメルトはワカサギの英語表記。

 八郎湖のワカサギは例年9~11月、引き網漁の漁期を迎える。脂ののった旬の味を楽しめるが、秋田名物としてあまり知られていないのが実情だ。そこで、新物を地元の店で一斉に取り扱う試みをレストランやスーパーに提案した。

 期間中は、スメルトを構成する3社がから揚げを販売。飲食店では、塩を振りかけた素揚げ、マリネ、かき揚げ丼、きんぴらごぼうなどを提供する。

 県内には潟上市、八郎潟町三種町に計9社の佃煮メーカーがあり、ワカサギなどを加工販売しているが、需要は年々細る傾向にあるという。コロナ禍の今年は、観光施設での販売も苦戦している。

 スメルトの佐藤さんは「これを機会に、ワカサギ料理を初めて提供する店が出てきたのはありがたい。いろんな店が扱うことで、新しい食べ方が生まれてきたら面白い」。菅原さんも「期間限定のPRを毎年続け、まずは地域の人に味を知ってもらおうと考えた。県外から訪れる観光客を増やすことにもつながれば」と話す。

 わかさぎ週間への参加店舗は、スメルトのホームページ(https://smelt.jimdofree.com/別ウインドウで開きます)で確認できる。佐藤仁彦