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 海底に沈む元寇(げんこう)船や武器などが見つかっている長崎県松浦市・鷹島沖の「鷹島神崎(こうざき)遺跡」の調査から40年を迎えたのを機に、11月8日、松浦市は「元寇サミット」を開く。ともに蒙古(もうこ)軍の襲来を受けた対馬、壱岐両市の市長と友田吉泰市長の対談や、元寇をテーマにしたアニメ原作者らのトークショーを中心に、遺跡の本格調査に向けた機運を盛り上げる。

 松浦市では市民の請願を受けて今夏、本格調査をめざして市議会に特別委員会ができた。神崎遺跡とその周辺の海底からは元寇船2隻のほか、武器など約4千点が見つかっているが、沈没船の引き揚げの見通しは立っていない。

 同市は、元寇を地域振興につなげる狙いも込め、侵攻を受けた地域どうしの交流を企画。3市長が、元寇にまつわる遺跡・遺物をいかした地域づくりを紹介する。また、テレビアニメ化された人気漫画「アンゴルモア 元寇合戦記」の原作者たかぎ七彦さんや、遺跡の調査を手がけている琉球大の池田栄史(よしふみ)教授(考古学)ら専門家2人を交えてのトークショーもある。

 友田市長は、手始めとして元寇船のいかりを引き揚げる資金をネット上で集めるクラウドファンディングの呼びかけもする予定。

 当日は午後1時開場、同2~5時。入場無料で、申し込みも不要。(原口晋也)

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