[PR]

 佐賀市を拠点に活動する大谷桃子選手(25)が、今月開かれたテニスの世界4大大会の一つ、全仏オープンの車いすの部女子シングルスで、準優勝を果たした。28日に佐賀県庁を訪れ、「準優勝は上出来だったが、決勝ではふがいない試合をしてしまった。まだまだ練習しないといけない」と語った。

 大谷選手は栃木県出身。佐賀県の西九州大学を卒業し、現在はかんぽ生命保険に所属する。大会では、世界ランキング1位のオランダ人選手らを破って決勝まで進出。女子車いすテニスの第一人者、上地結衣選手との日本人対決となり、敗れた。

 大谷選手はこの前にあった9月の全米オープンで、4大大会初出場。初戦で上地選手と対戦し、敗れていた。このときの経験を「グランドスラム(4大大会)はすごく特別なもの。大舞台に負けてしまった」。

 そして同じ舞台に出場した上地選手や、男子の国枝慎吾選手が決勝まで進んで戦う姿を見て、「日本の選手3人のうち、自分だけ1回戦負けはすごく悔しかった。出場するだけでなく、ここで勝っていける選手にならなくてはと思った」という。

 全米からの帰国直後、パリで開かれる全仏への出場が決定。今度は試合前に気持ちを落ち着かせ、勝つイメージを持って臨めた。初戦と、その次の試合では「リターンでエースを取るよう意識したことが、ポイントにつながった」。一方、決勝は上地選手のペースで進み、自分のペースに引き戻せなかったという。

 大谷選手は「上地選手に勝てなければ1位になれないので、もっと強くなりたい。来年も4大大会に出場できるよう頑張り、経験したものを東京パラリンピックで出したい」と話した。(福井万穂)

関連ニュース