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 県北部を中心にした9月9日の豪雨で地中の送電線が流出したため運休していた群馬県みなかみ町の谷川岳ロープウェイの復旧工事が完了し、28日、約50日ぶりに運転を再開した。待ちわびた多くの観光客が訪れ、空中から色鮮やかな紅葉と山並みの展望を楽しんだ。

 新型コロナウイルス感染対策で、定員22人のところを10人前後に減らしていることもあって、午前中は乗り場に長い列ができた。

 ふもとの土合口駅(標高746メートル)を出発すると、しばらくは紅葉が見ごろだ。乗客は「きれい」と歓声を上げ、カメラやスマートフォンで盛んに撮影していた。木々は途中から枯れ葉が目立ってくる。

 10分前後で天神平駅(標高1319メートル)に到着すると谷川岳山頂や周囲の山々を見渡せる。高校1年の遠足以来、44年ぶりに訪れたという玉村町の女性(59)は「あの時の美しい紅葉が記憶に残り、ずっと再訪したいと思っていた。今日の景色もしっかりと心に焼き付けたい」と話していた。

 例年はスキーシーズン前、点検のために一時運休するが、今年は休まず運行予定という。(遠藤雄二)

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