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 同性同士の結婚ができないのは憲法に違反するとして、北海道内の同性カップル3組が国に1人100万円の損害賠償を求めた訴訟が28日、札幌地裁(武部知子裁判長)で結審した。判決は来年3月17日に言い渡される。

 原告弁護団によると、同様の訴訟は東京、大阪、名古屋、福岡の4地裁で進むが、結審は初めて。札幌訴訟で、全国で初めて司法判断が示される可能性があるという。

 この日の弁論で、原告代理人の加藤丈晴弁護士(46)は自身も同性愛者だと明かし、「愛する人と家族として共に人生を歩むという当たり前の権利を、性的マイノリティーにも認めてほしい」と訴えた。

 加藤弁護士は「少し個人的な話をします」と前置きして、自身が高校生のころに同性愛者と自覚し、社会に認められない存在であることに悩み始めたと明かした。「この裁判は、誰もが自分らしく生きることを国から保障されるという意味で、全ての人の尊厳に関わる。裁判所には、ひるむことなく、堂々とした違憲判決を下されることを望みます」と締めくくった。(榧場勇太)