[PR]

 札幌市手稲区の手稲中学校(生徒数約630人)で生徒たちが作った「ステンドグラス」が校舎の窓ガラスを彩っている。暗くなると点灯して、保護者らに公開している。コロナ禍で中止になった学校祭の代わりに何かしようと生徒会が提案し、クラスごとに作った。

 「手稲夜明かり」と題した企画。校舎の正面側の約260枚に、黒い画用紙を切り抜いて色とりどりのセロハンやごみ袋を貼った。特別支援学級を含む全21クラスが参加した。共用部は美術部や教員有志、PTAらが担った。

 「全校で共同制作するなら、どんなものがいいかな」。6月、生徒会指導部の漆田卓教諭(30)が、10人の生徒会役員に問いかけた。モザイクアート、巨大ちぎり絵――。様々な案から「ステンドグラス」に決めた。制作には総合的な学習の時間をあて、2学期に入ってクラスごとにデザインを決めた。10月下旬に一気に仕上げた。

 点灯は29日まで。午後6時10分からの30分間は、学年ごとに保護者らに校舎を開放する。生徒会長の宇野愛心(あこ)さん(3年)は「共通の目標ができて、クラスメートとよく話し合うようになった。クラスごとの作品が集まり、全校で一つの作品ができた。伝統行事になってほしい」と話した。(天野彩)

関連ニュース