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 来年の嘱託警察犬を選ぶ審査会が27日、静岡県袋井市の小笠山総合運動公園であった。シェパードやラブラドルレトリバーなど、県内で訓練を積んだ70頭が3部門に挑戦した。11月中旬以降に合否が発表され、合格した犬は1年間の嘱託を受ける。

 審査は布の匂いを嗅ぎ分ける「選別」、匂いのついた遺留物を捜索する「追及」、隠れた人を見つけて知らせる「警戒」の3部門。出場した犬たちは訓練士の指示を受けながら、慎重に対象物の匂いを嗅いでいた。

 雄のシェパード、ショウくん(10)と参加した静岡市葵区の坂本昌代さん(64)は合格すれば10年連続の嘱託。「今日は少し自信がなさそうだったけれど、ずっと一蓮托生(いちれんたくしょう)でやってきた。今後も少しでも社会の役に立てたらうれしい」と話していた。

 県警鑑識課によると、昨年1年間の警察犬の出動件数は251件。このうち犯罪捜査が50件、行方不明者の捜索が201件。近年は認知症の高齢者の捜索のための出動などが増えているという。(植松敬)

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