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 富山県滑川市立早月中(藤井克弘校長、314人)が、折り紙の鶴を貼り付けて作る「折り鶴アート」に取り組んでいる。新型コロナの影響で、学校行事が中止されたり縮小されたりするなか、「みんなで一緒にできる活動」として始めた。完成作は30、31の両日催される文化祭「早中祭」で披露される。

 13色の折り鶴約1万6千羽をプラスチックボード(縦1メートル、横4メートル)に貼り付ける。ボードの原画は、3年生の美術部員が描いた。作業は全9クラスで分担。9枚に分けたボードに、各クラスの実行委員数人が5センチほどの鶴を両面テープでくっつけている。

 1年の小幡瞳さんは「実行委員を募ったら、最初は少人数だったけど、だんだん人数が増えた。一緒に作ることで絆が深まる気がする」。修学旅行や宿泊学習、遠足、運動会など、生徒が楽しみにしていた行事のほとんどは規模縮小を余儀なくされた。担任の魚住広太教諭(33)は「何かみんなで一緒にやりたいなとクラスで言ったら、折り紙アートのアイデアが生徒から出てきた」と話す。

 2学期から生徒会が呼びかけて、約50人の折り鶴プロジェクト実行委員会を組織。朝の読書タイムを利用して折り鶴アートに取りかかったという。

 活動はアートにとどまらなかった。実行委員の生徒たちは朝、交代で玄関に立ち、登校してきた生徒らの検温、手指消毒のスプレー噴霧なども始めた。魚住さんは「学校再開以来、マスク着用を玄関で呼びかけるのは教師でしたが、9月末から生徒たちが立つようになると朝の雰囲気が一変しました」と感慨深げだった。(高津守)

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