私を変えた中2の時見たあの邦画 シム・ウンギョンさん

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聞き手 東亜日報・金範錫
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 子役から磨いた演技力を認められた俳優、シム・ウンギョンさん(26)。2017年から日本で映画やドラマに出演し、新たな挑戦に乗り出した。日本映画「新聞記者」では今年、日本アカデミー賞で主演女優賞に輝いた。何が彼女を日本へと導いたのか。

 26歳、韓国・江原道生まれ。子役としてデビューし、「サニー 永遠の仲間たち」「怪しい彼女」など韓国で数多くの映画やドラマで活躍。17年から日本でも本格的に活動を始め、「新聞記者」「ブルーアワーにぶっ飛ばす」「架空OL日記」などに出演した

――日本で活動するようになったきっかけは。

 子どものころから日本文化が好きでした。中学2年のとき、岩井俊二監督の「リリイ・シュシュのすべて」、是枝裕和監督の「誰も知らない」を見て、日本映画にはまりました。高校の時にJ―POP、その後は日本文学まで好きになりました。そうした中で、日本の作品に私が入っていくとどんな感覚がするのか気になり始めたんです。

――言葉の問題は?

 まず知人に頼んで、セリフを…

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