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 29日午前6時半ごろ、石川県小松市西軽海(かるみ)町1丁目の市立東陵小学校のグラウンド付近で、近くの住民から「グラウンドにクマが入ったり出たりしている」と110番通報があった。小松署員や猟友会のメンバーが到着したところ姿はなかったが、同7時15分ごろ、西に約50メートル離れた県立小松商業高校(同市希望丘)の職員から「正面玄関付近にクマがいる」と小松市消防本部に通報があった。市によると、クマは高校の敷地内にいたが、午前8時55分ごろに駆除された。高校にはすでに登校していた生徒もいたが、けが人はなかったという。

 小松商業高校の山本民夫校長によると、生徒が駐輪場からグラウンドに向かって走るクマを目撃。職員が巡回し、機械室と校舎の間の隙間に潜んでいるのを見つけたという。「クマの出没や目撃情報はかなりあって注意していたが、本当に敷地内に来るとは思わなかった。生徒らにけががなくて良かった」と話した。

 現場はJR北陸線の小松駅から東約4キロの住宅街。石川県内では、19日に加賀市の複合商業施設にクマが侵入するなど、クマの目撃情報が400件を超えており、県は最高警戒レベルの「出没警戒情報」を10年ぶりに発令している。(田島知樹)