堤之剛
拡大する試合中のボールの動きがわかる触覚デバイス「HAPTIC FIELD」
視覚に障害がある人にもプロサッカーの観戦を体感してもらおう――。J1川崎フロンターレが18日の公式戦で、Jリーグ初となるそんな体験会を開いた。パラ競技を支援する外部団体が開発した触覚デバイス(装置)を用い、ボールの動きや選手のプレー内容を指先などで感じられる仕組み。体験者からは「どちらのチームが攻めているかなど情報がたくさん入ってきて面白かった」との声が上がった。
等々力陸上競技場(川崎市)での川崎―名古屋グランパス戦。前半に川崎が先制すると、生まれつき弱視という東京都新宿区の女性(38)は「ボールがゴール近くに来ているのがわかった」と喜んだ。
女性は静岡県出身。小学生の頃は自身もプレーするなどサッカーは身近な競技だった。だが、視力の低下で、最近はテレビ観戦の際にボールを目で追うのも難しくなっていた。体験後、「思ってたよりもわかりやすかった。(実況の)音声だけだと、ボールがどこにあるかわからないことがあるから」と振り返った。
拡大する触覚デバイスのデモンストレーション。指を置くことで、ピッチ上のボールの位置を把握できる仕組みになっている。両手首にはプレーの内容を伝えるリストバンドが巻かれている
競技場4階の屋外席では女性を…
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