拡大する写真・図版恐竜学者の小林快次さん=札幌市の北海道大学総合博物館

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 カムイサウルス(通称むかわ竜)を北海道で発掘した恐竜学者の小林快次さん(48)は、中学時代にアンモナイトに魅せられ、日が暮れるまで探して、夜はアイモナイトを抱いて寝ていたそうです。そんな小林さんの父は、息子が夢中になることをいつも応援してくれたといいます。父から言われた言葉とは。

著名人が父のことを語る連載「おやじのせなか」。今回はデジタル版限定のロングバージョンです。

 生真面目な父は、いつも僕のやりたいことを尊重してくれました。僕は城に夢中だった小学校高学年の頃、当時2万3千円もする白黒の城の写真集を誕生日プレゼントにせがみました。父親は「高いな。いるのか」と渋りましたが、僕の気持ちを尊重し買ってくれました。その後にハレー彗星(すいせい)を見たいと言ったら、カメラをプレゼントしてくれました。会社員の父はそこまで経済的に余裕があったわけではなかったはずなのに、僕の好きなことを否定せず、応援してくれました。

 中学に入ると、僕は勉強もそこそこにアンモナイト漬けの日々。それも父はずっと見守っていましたね。平日は学校帰りに自転車で、週末は朝5時49分発の電車に乗って、日が暮れるまでアンモナイトを探しました。家に帰ってからは、石をひたすらたたき、アンモナイトを抱いて寝る。夜になるとカンカン石をたたく音が響き、近所の人はどこから何の音が鳴っているか、不審がっていたようです。母は「うちは聞こえない」ととぼけてくれていたそう。

 日曜日には、父が車を運転して…

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