3月に新型コロナウイルスに感染した記者(38)は、退院してから6カ月以上たっても、嗅覚(きゅうかく)が完治していない。嗅覚障害について取材をするなかで、「においの感じ方を検査することができる」と知り、8月に東京大病院の近藤健二・准教授(耳鼻咽喉(いんこう)科)をたずね、実際に受けた。
拡大する東京大病院の近藤健二・准教授(左)から説明を受けながら、嗅覚(きゅうかく)検査を受ける記者=2020年8月、東京都文京区の東京大病院
日本で行われている嗅覚検査はおもに二つある。用意されたにおいを鼻でかぐ「基準嗅覚検査」と、注射して調べる「静脈性嗅覚検査」だ。どちらも保険が適用されるとのことで、両方を申し込んだ。
まず受けたのは、基準嗅覚検査。診察室の椅子に座った記者に1枚の紙が渡された。そこには
①桃の缶詰、甘くて重いニオイ
②口臭、古いたんすのニオイ、野菜くずのニオイ、防虫剤
③バラの花のニオイ、軽くて甘いニオイ
④腐敗臭、古靴下のニオイ、汗くさいニオイ、納豆のニオイ
⑤甘く焦げたにおい、プリンのニオイ
と書かれていた。
近藤さんからは「今から、これ…
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