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 国産初のジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」事業が暗礁に乗り上げている。度重なる納入延期にコロナ禍が重なり、開発作業は中断。三菱重工業が30日午後に発表する新しい中期経営計画では、予算のさらなる縮小などが明らかになる見通しだ。迷走の果てに航空機需要ばかりか部品メーカーからの信頼までもが失われている。

 「やっぱりなという感じだ」「何の心境の変化もない」

 三菱重工がSJ事業を「事実上凍結」する方針と一部で報じられた23日、SJ開発に長年関わってきた部品メーカーの幹部らは一様に冷めた反応を見せた。

 SJは2008年に事業化を決定。燃費の良さや騒音の少なさを売りに、13年から航空会社へ納入を始める計画だった。ところが設計変更やソフトウェア改修の必要性が発覚するたびに納期は延長されてきた。

 17年に発表した設計変更では機体全体で900件以上の改良を加えたが、この試験機の完成遅れが6度目の納入延期につながった。ことし1月に完成、3月に愛知県で初飛行したものの、飛行試験の拠点がある米国へ持ち込む前に新型コロナウイルスの感染が広がった。機体はまだ愛知県の工場の中だ。

「今つくってもどこも買ってくれない」

 新型コロナは、米国の入国制限…

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