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 新型コロナウイルスの影響で、10月11~15日にオンラインで開催された国際シンポジウム「朝日地球会議2020」(朝日新聞社主催)。コロナ危機と文化や循環型経済などについて討論した様子を、アーカイブ動画とともにお届けします。

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【動画】気候変動と生物多様性

 気候変動と生物多様性は切っても切れない関係にある。長年にわたり気候変動の研究を続けてきた、地球環境戦略研究機関・研究顧問の甲斐沼美紀子さんと、環境NGOコンサベーション・インターナショナル・ジャパンの浦口あやさんが、現状を報告し、生物多様性の保全と気候変動を抑えるためにどう行動していくべきか語り合った。

 「世界では今、サッカー場の広さに相当する森林が2秒間に1個分ずつ消えている」と浦口さんは言う。森林は炭素を蓄積し、消失は二酸化炭素の排出につながる。森林消失による排出量を「国」に置き換えれば、中国、米国に次ぐ3番目の排出大国に相当する規模だという。

 気候変動はすでに現実だ。甲斐沼さんは、シベリアの永久凍土の溶解など、多くの事例を示した。「地球の平均気温は産業革命以前と比べて1度上昇している。もし上昇を1・5度に抑えることができても、食料の生産が減ることで3千万人が影響を受けると言われる」と話した。また、台風は約27度以上の海上で発生する。甲斐沼さんは海面水温の図を示し、「人間活動が原因で増えた熱の90%以上が海に蓄えられる。水温を上げないことが必要」と指摘した。

 私たちはどうすればいいのだろうか。

 甲斐沼さんは再生可能エネルギ…

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