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 来春予定の千葉県知事選をめぐり、前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(53)が、自民党県連へ立候補を断念すると伝えた。29日、県連幹部が明らかにした。鈴木氏の立候補には、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会長の森喜朗元首相が反対しており、出馬が困難になっていた。

 県連幹部によると、鈴木氏はいったん県連側に対し、立候補の「意欲はあります」と伝えていた。しかし、森氏が28日、県連会長の渡辺博道衆院議員らと会談した際、鈴木氏の立候補に反対した。その後、鈴木氏は渡辺氏に電話で「自分の意思で辞退させていただきます。申し訳ありません」と伝え、立候補しない意思を伝えたという。

 森氏は政界やスポーツ界に大きな影響力があり、鈴木氏が初代スポーツ庁長官に就任する際に尽力した「後見人」的な立場。県連は30日に国会議員団会議を開いて鈴木氏擁立で一本化する予定だったが、白紙に戻り、新たな候補者を模索することになる。

 知事選には千葉市の熊谷俊人市長(42)が立候補の意向を固めている。3期目の森田健作知事(70)は態度を明らかにしていない。