国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長は29日夜、オンラインによる緊急会見を開き、11月8日に東京・国立代々木競技場である体操の国際大会への出場を予定している内村航平(リンガーハット)が新型コロナウイルスのPCR検査で「陽性」と判定されたと発表した。会長は「現段階では大会中止の可能性はありません」と明言した。
「友情と絆の大会」と銘打たれた同大会は、新型コロナウイルスの影響によって世界各地で渡航が制限されて以降、五輪競技では国内初の本格的な国際大会となる。
日本、ロシア、中国、米国が参加。参加選手らは大会の2週間前から隔離され、内村も東京都北区のナショナルトレーニングセンター(NTC)でほかの日本の参加選手らとともに合宿していた。
10月21日のPCR検査では内村を含む日本の全8選手が陰性だったが、28日に行った2回目の検査で内村が陽性となった。渡辺会長によると、現在は無症状で体温も36・3度だという。
これを受けて、日本のほかの選手についても、30日に再検査を行う。検査の結果によって、日本が大会に参加できなくなったとしても、他の3カ国で大会を行う予定だという。
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