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 石川県加賀市作見町の複合商業施設「アビオシティ加賀」に侵入したクマの捜索をドローンでサポートした加賀市の職員3人に29日、大聖寺署が感謝状を贈った。

 同署などによると、クマを見つけるため、現場の警察官がドローンの活用を提案し、加賀市役所に打診。広報資料の空撮などにドローンを使っていた都市計画課の竹田健成さん(31)、中川大雅さん(29)、篠藤翼さん(29)の3人が向かった。

 捜索拠点の防災センターは、クマが隠れたバックヤードとつながっており、窓を一瞬開けて投入。警察官の進行方向にドローンを先回りさせ、死角などにクマがいないか、手元のスマートフォンで映像をチェックした。操縦した竹田さんは「室内で本格的に飛ばすのは初めて。物も多く、いつも以上に細心の注意を払った」。計4回飛ばし、1回は天井にぶつかって落下するアクシデントもあったが、警察官が回収してくれたという。ドローンのサポートもあって、クマの大まかな位置が特定でき、侵入から約13時間後に駆除することができた。

 竹田さんは「想像もしていなかった使い方だったけど、人の安全につながって良かった」と振り返った。岡部雅彦署長は「ドローンの活用で、負傷者を出さずにクマを発見できた」と感謝を伝えた。(堀越理菜)