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 国際移住機関(IOM)は29日、アフリカ西部セネガル沖で移民約200人を乗せた船が転覆し、少なくとも140人が死亡した可能性があると発表した。セネガル海軍や漁船によって少なくとも59人が救助され、約20人の遺体が引き揚げられた。今年最悪規模の船舶事故という。

 IOMなどによると、船は24日にセネガル西部の町ムブールを出港。大西洋にあるスペイン領カナリア諸島を目指したものの数時間後に船から出火し、その後転覆したという。出火原因は明らかになっていない。

 アフリカ西部からカナリア諸島を目指す移民はここ数週間増加傾向にあるといい、IOMは今年すでに1万1千人が到着したと推計している。セネガルからは9月だけで14隻663人が出発し、このうち約4分の1が事故や難破を経験しているという。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)