篠塚健一 司会・構成
拡大する(左から)海原かなた、海原はるか、酒井とおる、酒井くにお=2020年9月24日午後2時25分、大阪市中央区、槌谷綾二撮影
酒井くにお・とおる、海原(うなばら)はるか・かなたはなんと、今年で結成半世紀。11月の記念公演を前に、漫才師たちにコンビの歩みを振り返ってもらった。(篠塚健一)
くにお 通天閣の近くにあった新花月(演芸場)はすごいとこだったねえ。
とおる よくヤジを飛ばされました。昭和50年ぐらいから出ましたけど、東京から来た僕らに「関東弁しゃべるな」「おもろないなあ」……。
くにお お客がいきなり立ち上がるんですもん。そしたら、別のお客が「聞いてやれよっ、おまえ」なんてね。お客同士でケンカが始まり、「どうしたらいいんでしょう」と言ったら、シャレた客がいましたわ。「ケンカの解説せいっ」
はるか 楽屋入りするまでに酔っ払いを見ない方が珍しかった。
かなた 酔うてはんねんけど、「おまえら気に入った」。そう言って、舞台にグシャグシャのお札を置いてくれはるお客もいたなあ。
はるか 1万円もらったこともある。酔いがさめると戻ってきて「9千円返してくれ」。
かなた 今晩寝るとこないねんって。
■80年代の漫才…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:1605文字/全文:2061文字
【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい