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 河野太郎行政改革相は30日の閣議後会見で、患者搬送後の救急車が高速道路を無料で使って消防署に戻れるようにすると発表した。高速道を所管する国土交通省などが近く高速道路会社や自治体に周知する。これまで統一した基準がなく、地域でばらつきがあった。

 消防署に早く戻れるようにして次の出動までの時間を短くするねらいで、河野氏は「人命救助にも資することになる」と述べた。

 内閣府によると、救急車は現在、患者のいる場所や医療機関に向かう時は緊急車両として、高速道を無料で使える。国交省の告示で消防車は帰り道も無料で高速道を使えるが、救急車は地域で判断が分かれ、料金がかかることもあった。

 河野氏によると、9月の行革相就任後、群馬県の山本一太知事から「消防車と同じ扱いにしてほしい」と問題提起があった。同県から河野氏の直轄チームに派遣された職員らが国交省と総務省消防庁と折衝し、全国無料で統一することで合意にこぎ着けた。(坂本純也)